伝承館の匠たち
(米沢伝承館主なメンバー紹介)
米沢織
原方刺し子
米沢焼
9代藩主上杉鷹山が米沢藩の財政立て直し策として興した「成島焼」。相馬焼の技法を学び、後に相良(さがら)人形の祖となった相良清左衛門と、藩士の立岩善五郎が指揮して、天明元年(1781年)始めたといわれています。明治時代に廃窯になりましたが、陶芸作家水野哲氏が萩、唐津、上野のそれぞれの味を加味し「米沢焼」として復活させた焼物です。黒・白・青色の釉薬をかけて焼く、どっしりとした温かみのある風合いが特徴です。
米沢焼 鳴洲窯 水野かをりさん
米沢刺繍(日本刺繍)
日本刺繍の歴史は古く、5世紀ごろに仏教と共に大陸から伝えられたのが始まりと言われています。その後、時代と共に、それまでは殆ど信仰のための繍仏に使われていた刺繍が衣類の装飾に多用されるようになると、日本独自の技法が次々と創作されていきました。現在使われている技法の殆どが、そうやって桃山時代から江戸時代の職人たちの手によって完成されていったものです。
日本刺繍作家中嶋朱実氏は、紅花染などの草木染の糸を使って米沢ならではの作品を創作しています。
米沢刺繍 繍房朱 中嶋朱実さん
地酒
米沢には四つの酒蔵があります。その中でも最古の酒蔵が、慶長2年(1597年)創業、清酒「東光」の醸造元小嶋総本店です。酒造りにかける姿勢と常に新しいことにチャレンジし続ける情熱が造り上げるお酒は、評価が高く国内外で多くの賞を受賞しています。
(株)小嶋総本店 小嶋淳子さん
小野川温泉
小野小町が旅の途中に発見し、病をいやしたと伝えられ、伊達政宗や歴代上杉の殿様もこよなく愛した名湯です。泉質は「含硫黄ナトリウム カルシウム塩化物泉含ラジウム」、PH6.9の中性で、刺激の少ないお肌にやさしい美肌の湯としても有名です。
米沢牛や山菜、伝統野菜を使ったお料理も人気のひとつです。6月中旬から7月中旬には、数百匹のゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルが乱舞し、自然に愛された温泉郷としてお客様をお迎えしております。
小野川温泉 名湯の宿 吾妻荘 女将 遠藤千鶴さん
啓翁桜
啓翁桜は、山形の気象条件をうまく利用した促成栽培で、12月下旬から3月の真冬に開花する桜です。桜は秋になって気温が下がると休眠に入りますが、休眠中に一定の低温にあたると開花の準備が整い、気温が上がる春を待ちます。この時期を見計らい、枝を切り出しハウスに入れて加温します。そうすることで桜は春が来たと勘違いして、真冬に美しい花を咲かせるのです。
(株)田んぼ花の里李山 後藤仁さん
原方そば
米沢の蕎麦のルーツは古く、直江兼続が下級武士「原方衆」に蕎麦を栽培させたことから始まったと言われています。
地元のイベント等で打ちたてのそばを販売しています。 山口征一さん
槐(えんじゅ)の木工芸
昔から、幸せの木・厄除けの木として知られるエンジュ(槐)は、材質が硬く成長も遅い事から、とても貴重な木として知られています。この槐(えんじゅ)にこだわりロクロや彫刻刀で削り、塗装には用途に合わせ漆・オイル仕上げ・ウレタン塗装で仕上げ、美しいエンジュ(槐)の木目を生かした製品を制作しています。
こけしの木地職人だった先代が、茶道具を始めとする日用品の制作を始め、現在は親子二代で製品作りに励んでいます。
幸林工芸 佐藤健一さん
米沢スキー場 ペンション村 キラキラ王国
米沢スキー場は、国道13号線沿いにあり、車から降りたら目の前がゲレンデです。初心者から上級者まで気軽に楽しめるスキー場です。ペンション村「キラキラ王国」が隣接していて、米沢牛をはじめ地元の食材を使った美味しい料理と心からのおもてなしでお客様をお迎えしています。天気の良い日は満天の星空が楽しめます。
キラキラ王国 ペンション ヴェンシス経営
三坂紀二郎さん
〒992-0039 山形県米沢市門東町1丁目1番11号 TEL.0238-20-5646