鯉の甘露煮(うまに)
米沢鯉の歴史は古く、上杉鷹山が貴重なタンパク源として、相馬から稚魚を取り寄せ、米沢城のお堀で育てたのが始まりといわれています。鯉の甘露煮は米沢の冠婚葬祭には欠かせないものになっています。ひょう干しの煮物
ヒョウは和名スベリヒユという雑草です。独特の酸味とぬめりが特徴で、初夏に畑などに自生します。干して保存し、冬場に煮物にしていただきます。“ひょっとして良い事があるように”との意味あいを込めて正月料理として食されています。冷や汁
冠婚葬祭や行事の欠かせないもので、その由来は、陣中料理とされる説があります。ゆでた季節の野菜に、貝柱と干し椎茸でとっただし汁をかけて食しますが、各家庭によって異なり決まりはありません。
塩引き寿司
米沢では鮮魚が手に入りにくかったため、塩引きにして食されていました。鮭の切り身を使った塩引き寿司は、色どりが紅白になることから正月やめでたい席に出されます。 特定非営利活動法人 米沢伝承館
〒992-0039 山形県米沢市門東町1丁目1番11号 TEL.0238-20-5646