伊東忠太の会

「伊東忠太の会」とは

 当会は、伊東忠太に関心を持つ人たちが集い、交流する場として2022年10月26日発足しました。

 忠太に関する資料収集や情報交換、機関誌の発行ほか、セミナーや現地見学会などを通じて、忠太の魅力を楽しく語り合い、全国に発進する活動を展開していきたいと考えています。

伊東忠太ってどんな人?

伊東忠太 写真
(1867年~1954年 米沢市生まれ)

 伊東忠太は明治、大正、昭和を通じ、日本建築界を牽引してきた巨人です。代表作に築地本願寺、明治神宮、震災記念堂、大倉集古館、一橋大学兼松講堂などがあります。

 また、米沢市名誉市民第1号でもあります。

 建築の分野のみならず、随筆家、日本画家、世界中を旅した探検家などいくつもの顔を持ち、とりわけ異色なのは、妖怪漫画家としての活動です。

「余は何の因果か、生来、お化けが大好きである」(伊東忠太著作集第6巻より)

 妖怪、化け物の世界をこよなく愛し、それが昂じて現実の建築に表現してしまった忠太。代表作の一橋大学兼松講堂や大倉集古館などには、忠太がデザインした可愛い妖怪やユーモラスな怪獣が棲みついています。

 また、故郷である米沢との関わりも深く、上杉神社、稽照殿の設計、米沢有為会の設立発起人でもあります。旺盛な探究心、豊かな表現力の源泉は、生まれ故郷の風土にあったと建築史家で忠太ファンの藤森照信氏(元東京大学教授)は指摘しています。

上杉神社、築地本願寺、一橋大学兼松講堂
左上:上杉神社
右上:築地本願寺
左下:一橋大学兼松講堂
伊東忠太の会
〒992-0039 山形県米沢市門東町3丁目3-39 東條ふれあいプラザ1階